2011年3月8日火曜日

新発田市教育委員会H22.7定例会議事録

新発田市教育委員会の議事録
平成22年7月の定例会では、議会への報告や学校の統廃合への説明会がはじまり、経過報告が入っている。

〇 岸本委員 耐震化と学校統廃合の問題について、市議会で再三の話し合いが行われて
いるわけですが、市議の皆さんには納得、協力していく姿勢が見えるのか否
か、議会の雰囲気としてはいかがですか。
○ 大滝教育長 耐震化については議会の要望でもあり、一日も早く耐震化を行って欲しい
というのが議員全員の考えです。ただし、学校統廃合が計画されかつ耐震化
が必要な学校については、平成27年度までに本当に統廃合と耐震化ができ
るのか心配なため、議員さんは質問をされているものと思っております。
○ 山田委員長 その他、ありませんか。
○ 三宮調整監 望ましい教育環境及び学校統廃合の経過報告をいたします。
当面、本丸中学校区の二葉小・外ヶ輪小、七葉中学校区の菅谷小・七葉小、
東中学校区の赤谷小・米倉小・松浦小・五十公野小の各地区へ説明会に入る
ために地元との相談あるいは課題等の整理を行い、調整のついたところから
順次説明会に入っております。
二葉小学校へは6月11日、25日に説明会を行いました。6月11日は
PTA 役員へ、6月25日には町内会長、PTA 役員、民生・児童委員、児童補
導員、学校評議員の皆さんへ説明をしました。地域の方からは、学校統廃合
による地域の衰退、また、これまで学校と地域が一緒に作ってきた学校の歴
史・文化がどうなっていくのかという不安、少子化対策への要望などの意見
がありました。また、PTA 役員からは、二葉小学校区は子供の数が減らない
のだから統廃合ではなく建て替えをすべきであるという意見や、統廃合する
のであれば早くしてほしい、といった意見がありました。
まだまだ入口の部分です。今後、第一段階として教育委員会が中心となり
説明会を重ねた後、地元にて協議会を立ち上げていただき、さらにその中で
話し合いを進めていこうと考えています。そして、協議会が立ち上がった時
点で、関係部署、特に地域協働推進部に参加してもらい、全庁的に課題解決
に向けて進めていきます。
この他、七葉中学校区、東中学校区の説明会については、現在、地元と調
整中です。
また、先行している川東中学校区については、平成26年4月の開校に向
け、川東地区課題検討委員会の統合小学校検討部会において、今年度は基本
設計に盛り込むため、どんな学校にしたいかについて検討していますし、地
域協働推進部も参加しており、連携を取りながら取り組んでいるところです。
〇 山田委員長 二葉小では財政的な説明はしませんでしたか。
○ 三宮調整監 こちらからは出しませんでしたが、地域の方から質問がありました。しか
し、市全体の財政計画の中で総合的に勘案した結果であることを説明しまし
た。
○ 大滝教育長 また、二葉小を改築するためには20億円以上の投資となるので、市にと
っては簡単な話にはならないということを説明しています。
○ 山田委員長 我々教育委員も直接市民から統廃合問題について聞かれる場合があり、そ
の時に、財政の話を問われる場合があります。
○ 大滝教育長 答弁には大変な慎重さが求められます。調整監が話したとおり、今、事務
局では説明会を開催している状況です。もし、直接的に市民から聞かれた場
合、私も含め、教育委員の皆様も、「望ましい教育環境に関する基本方針」を
説明する程度でよいのではないでしょうか。あるいは、色々なご意見をお聞
きする聞き役に回り、そのことを教育委員会に反映するということでよいと
思います。
○ 岸本委員 やはり、我々は基本方針だけを押さえておいて、具体的な説明は避けるべ
きだと思います。
○ 山田委員長 では、このような統一した対応でいきたいと思います。委員の皆様、よろ
しくお願いします。その他、統廃合の関係でご意見ありませんか。
○ 今井委員 二葉小以外の地域の方から、統廃合により地域の衰退が心配だと言われま
したので、私は、教育委員会以外の部署も説明に入り、地域の活性化に向け
た検討も行われていると説明しましたら、その方は非常に安心してくれまし
た。
〇 大滝教育長 川東がとても良い例だと思います。地区協議会を立ち上げれば、全庁上げ
て関係各課が入り、地域の活性化に対応します。川東をモデルとしてよいの
ではないかと思います。
〇 山田委員長 今後の教育委員会でも、統廃合の経過報告をよろしくお願いします。
それでは、その他、七葉の共同調理場の件につきまして、ご説明をお願い
します。
○ 宮崎食育推進室長 七葉共同調理場につきましては移設改築ということで、今年度は実施設計
委託料が予算計上されております。公募設計コンペということで、全国から
提案を募集します。6月13日に第1回審査委員会を予定しています。
今年度、七葉中のプールを解体し、来年度、そこに建築します。そして、
平成24年4月から給食を提供する計画です。


「具体的な説明は避けるべき」…と言われると、ちょっと誤解もでるかもだ。


おっと、たぶん「財政的な質問をした地域の方」は自分だと思う。
そのとき「統合の方針なので、何とも言えないが他の事例から改築には20億円かかる。国庫補助で5億円位まかなえるとしても予算規模は15億円」とおっしゃっていた。これが総工費のことなのか、本体工事だけのことなのかは伺えなかった。

他の自治体で同規模の小学校(船橋市立西海神小学校の例:予算措置16億円)の改築費用をみてみると、仮設校舎工事2.4億円(工期3カ月)、本体工事で9億円(設計等で1年、本体工事2年、設備工事等で1年の計4年…工期が短ければそれだけコスト圧縮できるそうだ)電気工事や空調・給排水工事・旧校舎解体工事に寒冷地仕様等をいれるとやっぱりそんなもんだが、体育館は建て替え済みなのでその分は安くなる。正確なところは市の方々が詳しく知っていると思うので、必要があれば開示してくれるか…。国庫助成事業も耐震化を加速するということで拡充されているかもしれない。

耐震化改修だと3分の1程度で済むらしいが、老朽化が激しいため、せいぜい10年しかもたないそうだ。

これ全部が税金なので、なんともいえない…

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