二葉小学校が昭和39年建設で耐震性が不足していること、
少子化の影響で児童数が定員の半分になっていること、
近隣の外ケ輪小学校も同様に定員の半分になっているので、
統合すると望ましい教育環境になって子どもに有益だと。
二葉小学校の保護者や周辺の住民の方々にも反対の声はあるものの、
理解を求めて統合していく方針であること…などなどの説明があった。
「新発田市立小・中学校の望ましい教育環境に関する基本方針」
そこで、耐震性が不足しているのならその校舎は怖いので、
あらかじめ外ケ輪小学校に入学させたいというお母さんがいた。
もっともだし、うちもお願いしたいと思っていたら、
学区の関係でそれはできないと市の教育総務課の方がおっしゃっていた。
んっ?じゃあ、それほど深刻なものではないのかなと、
数値(Is値0.21、CT×SD値0.29)を調べてびっくり仰天!
Is値が0.3未満だと震度6強~7で倒壊または崩壊する危険性が高いそうだ。
めったにない大地震のときはアウトとして、震度4とか5クラスのありがちな地震でどうなのかが
気になるところだったが、そもそもそういうデータがない模様。
コンクリート片がボタボタ落ちてくるイメージが浮かんでくる。
その辺の責任の理屈付けを一応聞いてみたい。
おそらく、二葉小学校は他の予算措置のしわ寄せ分を一身に背負っている感じ。
本来、こういう耐震構造指標がでたらすぐに仮設校舎を建設して児童を移し、
指定避難場所の解除と避難計画の再検討があってしかるべきだと思うが…
ただ、全国的にみるともっとひどいところもあるようだ。
なおかつ、市町村の財務状況もやり繰りが厳しいらしい。
たくさん予算があったら、逆に建て替えをドドーンとやりたいんだろうなと若干同情。
そうなると、リスクマネジメントは保護者がやるしかないようだ。
防災頭巾持たせようか…
一番早いのは、住所を移して転校か、
緊急避難措置として学区を超えて転校できるようにしてもらうことか。
外ケ輪小学校に統合の場合、6教室ほど増築しないと結局収容できないらしいから、
2億円で工期1年間くらいはかかると思われるので、すぐには無理かも。
耐震性の問題は、とにかく後回しにしてもらわないように
話をしていきたいところだ。
参考リンク:
既存学校施設の耐震化推進計画の策定
耐震化の推進など今後の学校施設整備の在り方について
四川大地震Wikipedia…学校校舎の倒壊が四川省だけで6898棟に上り、校舎倒壊による教師と生徒の被害が犠牲者全体の1割以上を数え、学校建築における耐震基準の甘さと手抜き工事の横行が指摘された
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