福島原発の事故は不安が不安を呼んでいる。
どれくらいの量の放射性物質(死の灰)が放出されてしまったのか、いまだ定量できていない。
定量は不可能だろうが、予測はあってしかるべきだ。
後で結果として、これだけあったのでは…という発表になるのだろう。
いま外で元気に遊んでいる子どもたちが心配だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/被曝(Wikipedia)
神戸大学 石橋克彦名誉教授の見解「原発震災」
津波が38.3mを記録した明治三陸地震(1896.6.15)
このとき震度は2~3程度であったといわれる。
福島原発の想定津波高は7~8m程度らしい。
安全性よりも経済優先と海外から揶揄されるのも分かる気がする。
こういう緊急事態のときは、往々にして危険を煽る論調も噴出するものだが、放射性物質については妙に説得力がある。
青森県六ヶ所村のウラン濃縮工場や高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターなどが電源トラブルでダウンしたら世界が終わると指摘している人もいる。3,000トンの放射性廃棄物が貯蔵されているそうだ。
福島原発内にも運転員の方々が50人程度詰めているといわれているが、報道はいっさいない。
いますぐ危険はないとされる放射線量でも、よく聞いてみると「シーベルト」と「シーベルト/時」など単位が微妙に違っている。自衛隊や消防の方々の体(被曝量)が心配だし、飛散している放射性物質のことも不安だ。日本だけの問題ではないだろう。
政府筋の発表やマスコミ報道も信用しないわけではないが、責任回避かパニックを抑えるために危険な情報をあえて公表しないという姿勢があるのではないかと心配する。あえて公表しないということは、嘘をついているというわけではないからだ。
1ミリシーベルトが一般の人の年間の許容量だが、作業している方々は400ミリシーベルト/時だそうだ。
毎時だから3時間で1,200ミリシーベルト、24時間で9,600ミリシーベルト、2週間で134,400ミリシーベルト、1年間では3,504,000ミリシーベルトという具合になる。
ベクレル
シーベルト
ベクレルとシーベルト(東北電力)
ただ、IAEA(国際原子力機関)は放射能汚染についての憶測は時期尚早だとしている。
また、汚染は局所的だとするシナリオもある。
様子を見るしかないが、バランスをとって情報に接したい。
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