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2016年6月18日土曜日

「教員評価」…成果主義は教育をどこに連れて行く(2007年の記事より)

日経ビジネスのWEB版をのぞいていたら、過去の学校に関する記事があった。



ひとつのテーマが「教員評価」。
教員の免許更新制、指導力不足教員の対応強化、教員評価を踏まえたメリハリのある給与体系など。
この記事によれば、

教育3法改正に盛り込まれた教員免許の更新制導入の際の議論でも、教員の能力向上のためではなく、問題教員の排除に使え、という声も強くありました。
 さらに教育再生会議の第2次報告にとりまとめられたのが、「教員評価を踏まえたメリハリのある給与体系」、すなわち、個人別の教員評価を厳格にやって、優秀な教員には昇進や給与で報いるというものです。企業で行っている目標の自己申告・評価を導入して、意欲や能力の向上を促す。やる気のない教員は反省してもらい、奮起を促す。それでも改善しなければ辞めてもらう。そうやって「頑張った人が頑張った分だけ報われる」評価システムにしていこう、ということです。

しかし海外の事例からも、必ずしも評価システムを変えれば、教員のモチベーションの向上や力量の向上に役立つ訳ではないようだ。
業績主義的な給与体系、つまり成果主義がうまくいかないのは、学校だけじゃなく、営利組織である一般企業だって、そう簡単に運用できていない。特に単なるリストラ策として成果主義を取り入れた会社は、仕事のモチベーションを下げることにしかつながらなかった…とか、ひどい場合には、同僚同士、足の引っ張り合いにまでなったりするということだ。

教員の仕事は協働的で、目標も手段も幅広く、その仕事の質の高さはなかなか目に見えない(数字に表せない)ことが多いようだ。個人ではなく学校のチームワークを評価するようにシフトしてくるのかもしれない。

「開かれた学校」「学校の民主化」に必要なのは保護者や地域との協働だが、キチンと役割分担を明確化しておかないと、消費者主権的な論理に基づいて、保護者が教員評価に関与していくことになる可能性をこの記事は危惧している。クレーマーとかモンスターといわれる現象が起こるのは、こういう文脈なんだろう。

アメリカあたりでは、学習指導に特化している学校が多いそうだが、日本は

福岡教育大学の油布佐和子教授は、教員の仕事は「やればやるほどきりがない」という無限定性を持っている、と言っています。給食指導、進路指導、生活指導、部活指導……、とにかく指導することを挙げていくと本当にキリがない。

そうだ。

ここから、2016年現在にいたる状況がどうなっているか、そのうち調べてみたい。

2014年8月22日金曜日

数の単位

「1兆×1兆は?」…小学校1年生の素朴な疑問に、お茶を濁しつつ調べてみた。

そもそも、数の単位は「命数」と呼ばれ、中国の明代の数学書「 算法統宗(さんぽうとうそう)」が飛鳥時代のころ日本に入ってきて、それもいろいろなバージョンがあったそうだが、いま一般化されているものは江戸時代の数学者吉田光由執筆した塵劫記」にあるものだそうだ。


以下、Wikipediaより
(いち)
100
(じゅう)
101
(ひゃく)
10²
(せん)
10³
(まん)
104
十万
105
百万
106
千万
107
(おく)
108
十億
109
百億
1010
千億
1011
(ちょう)
1012
十兆
1013
百兆
1014
千兆
1015
(けい、きょう)
1016
十京
1017
百京
1018
千京
1019
(がい)
1020
十垓
1021
百垓
1022
千垓
1023
𥝱(じょ禾+予)
1024
𥝱
1025
𥝱
1026
𥝱
1027
(じょう)
1028
十穣
1029
百穣
1030
千穣
1031
(こう)
1032
十溝
1033
百溝
1034
千溝
1035
(かん)
1036
十澗
1037
百澗
1038
千澗
1039
(せい)
1040
十正
1041
百正
1042
千正
1043
(さい)
1044
十載
1045
百載
1046
千載
1047
(ごく)
1048
十極
1049
百極
1050
千極
1051
恒河沙(ごうがしゃ)
1052
十恒河沙
1053
百恒河沙
1054
千恒河沙
1055
阿僧祇(あそうぎ)
1056
十阿僧祇
1057
百阿僧祇
1058
千阿僧祇
1059
那由他(なゆた)
1060
十那由他
1061
百那由他
1062
千那由他
1063
不可思議(ふかしぎ)
1064
十不可思議
1065
百不可思議
1066
千不可思議
1067
無量大数(むりょうたいすう)
1068

そんなわけで、「1兆×1兆は、1(禾+予:じょ)」というらしい。

それにしても、江戸時代に和算が流行したそうだが、行列式など世界的に見ても凄い発見がたくさんあるそうで、日本人(一部の天才…)は凄げーと感心した。

2014年5月1日木曜日

インドの算数

インドの算数


ちょっと前にテレビで「インド学校」に日本人の入学希望者殺到…というニュースが流れていた。
で、中古で「インドの算数①」という本を取り寄せてみた。

インドでは、5歳から初等教育がはじまるそうで、日本で言う年長さんで掛け算の習得を目指すとか。「インドでは1年生に20段の九九をやる」というのは5歳児ということになる。しかも、インドでは公用語が22もあるので、第2公用語の英語で教育が行われているそうだ。

うちの4年生になった長男坊に見せてみたが、パチクリしていた…。

ちなみに、この翻訳本のシリーズは2007年発行なので、コレで勉強したインド学校の子ども達は14~5歳。どんな脳みそになっていることやら。

インドの頭脳は、家庭教育で作られる(PRESIDENT STYLE)というコラムがあって、耳が痛いところ。

2014年2月26日水曜日

人生50ヵ年計画

週刊誌に載っていた「孫正義」氏の人生計画


人生50ヵ年計画

20代 名乗りを上げる
30代 軍資金を貯める
40代 ひと勝負かける
50代 事業を完成させる
60代 次の世代に事業を継承する

これは孫氏が19歳のときにつくったものだとか。
いま300年続く企業を想定し、それに基づいて布石を打っているということ。

その功罪や成功するしないということはおいて、こういうマインドは次の世代にとっていい刺激になるだろう。

それを直接説いているのが「ソフトバンクアカデミア」という後継者育成セミナー。
自分の後継者を育てる…というコンセプト。公開講座(Ustream)がとてもいい。

教えること・教わることの意義や心構えが明確で、教育制度云々と次元が違うところが素晴らしい。
こういう話は、子どもに紹介してみたい。

2013年7月6日土曜日

首都圏新発田高等学校同窓会

平成25年7月5日(金)「第23回首都圏新発田高等学校同窓会総会」が
東京のアルカディア市ヶ谷で開催され、参加者は80名を超えた。



今回、来賓として新発田市から新潟県立新発田高等学校の玉木副校長と本部の小柳同窓会副会長がいらっしゃった。


玉木副校長からは、新発田高等学校の現状と運営方針が披露された。
なんでも、スポーツでは北信越大会に進んだ種目が県内2位にあたる活躍、全国大会へもテニスをはじめ複数の種目が出場をはたしたというお話をいただいた。

また、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受けたとのこと。これは、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する高等学校等を指定し、学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を支援するもの。1千万円を超える予算が使えるんだとか!
凄っ。

進路指導部も頑張っていて、題して「未来の俊傑プラン」という大学講義体験やOBなどによる「俊傑講演会」を実施。外務省大臣官房 広聴室 後藤 孝 上席専門官など。




恒例の先輩スピーチは、高橋宏(高4回卒)首都大学東京前理事長。
テーマは「日本再生は教育改革から」。

哲学を勉強すること、そして近現代史…とくに明治維新から現在に至るまでの本当の歴史認識を学ばなければならないことを強調された。

講演終了後は大先輩を囲んで懇親会。
各界で活躍されている先輩方のお話はとても新鮮だった。


1,300通の案内状で返信があったのは3割程度
参加者は平均年齢が高ったが、みなさん気さくに話しかけてくださった。
若い世代こそこういう集まりに参加して
見識や繋がりをつくったほうが有意義ではないか。


2013年5月26日日曜日

ニューヨークのスクールライフ

週刊NY生活というサイトがあった。

アメリカ生活に必要な情報を全て独自取材で届ける日本語無料紙として’04年1月に創刊。
    ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州の日系小売店、飲食店、学校などでの設置を中心に地方都市にも設置先を拡大中。NY地区3州、オハイオ、ワシントンDCでは「日本経済新聞」とともに配達。NJとウェストチェスターでは「朝日新聞」にも折込まれます。
    日本でも紀伊國屋書店東京大手町ビル店で無料配布。有料の郵送定期購読も可能。」


というもの。現地の情報がいきいきと書いてある。

ここで「NYスクールライフ特集2013」というコーナーがあって、学校生活全般の様子が載っていた。
日本の学習指導要領に沿って、意識して日本的なイベントを組み込んでやっている。ニューヨーク日本人学校では「世界を創る児童生徒の育成」というテーマで、日本の伝統文化をみっちりやると同時に近隣の学校との交流や移動教室なども充実。当然、英語教育も1年生から習熟度別にみっちり。
中等部卒業後は、日本の国立付属校や名門私立に入る生徒がほとんどだと書いてある。
そこに入っている時点でデキが違うんだろー。

まー、行こうと思っても無理。ここら辺は、親として面目ないか。
そういう世界もあるんだな~という学習をしたw

さて、世界を創るのは彼らに概ね任せるとして、
子どもらに自分の世界を創る手助けをしていきたい。
運がよければ、なにかで芽が出るかもしれない。
そのためには、とりあえず自分が勉強していかないとなぁ~っと(遠い目)。

2013年5月13日月曜日

出前授業

小学校に出前授業って、近所の職人さんとか市の職員さんとか…そんなイメージがあった。
いまどきは、もっと広域で幅広い分野にわたっているんだなぁ~というニュースがあった。


白根大凧の技、デンマークへ 作り手2人小学校で指導


 白根大凧合戦の凧の作り手2人がデンマークに向かい、現地の小学生に伝統の凧作りを教えるそうで、13日間の日程で七つの学校を回るんだとか。

“ 2人は新潟市南区の観光施設「しろね大凧と歴史の館」の元館長(65)と、職員の男性(71)。6月1日に帰国する。元館長がデンマークを訪れるのは初めてで、職員は3回目。
 職員の男性は2008年にコペンハーゲンで開かれた「桜まつり」に参加し、日本でも修業を積んだという陶芸家のグレゴリー・ミラーさんに出会った。翌09年に「地元の小学生に日本伝統の凧作りを教えてほしい」と依頼を受け、今回、声がかかった。”

海外のイベントでの出会い…どこにご縁があるかわからないものだ。

埼玉の小学校で出前授業、鹿児島産の紅甘夏PR JAいずみ

海外とまではいかなくても、鹿児島の農協さんが埼玉の小学校で出前授業…というのも刺激的。

フラガール、広島・福山の小学校で出前授業(読売)

こういう交流が有機的にどんどんできると、子どもたちの世界が広がるし、地域活性化の観点からも思わぬ化学反応が起こる可能性がある。

そう思ってインターネットを検索すると…
出前授業データブック 経済広報センター
東京大学 海洋アライアンス出前授業
京セラグループ 環境出前授業
パナソニック 出前授業
TBS 出前授業
富士通キッズ 環境教育の出前授業
朝日放送 出前授業
大日本印刷 出前授業
日本規格協会 「標準化教室」出前授業
東京工業大学 出前授業
テレビ朝日 出前授業
しょうゆ情報センター 出前授業
NHK 出前授業
ユニバーサルミュージック ダンス出前授業
ユニセフ 出前授業
ヤクルト 出前授業
味の素 味覚教室
カルビー 主張授業
JICA 国際協力出前授業
日産 出張授業
HORIBA 環境出前授業
新潟経済同友会 出前授業
docomo ケータイ安全教室
NTT東日本 ネット安全教室
マクドナルド 食育の時間
日本航空 そらエコ
ケロッグ 食育広場
東京証券取引所 授業支援プログラム
モスバーガー 食育プログラム
日本ハム ウインナーの手作り体験教室
サントリー 「水育」出前授業
文部科学省・厚生労働省 学校と地域
文化庁 子どもの文化芸術体験事業
日本農芸化学会 出前授業
ソニー サイエンスプログラム

訪問型は(特に夏休み)

まーだまだ、たくさんある。
パブリックなものから、企業のもの、特定の地域のもの、保護者がやるもの、海外が絡むものまで。
企業が出前授業をする背景には「超青田買い」なーんていうのもあるそうだ。
教育委員会さんとのつきあいもあるかもしれない。
なんにしても、キャリア教育っていう分野で出前授業が重宝されている。

上手に斡旋してくれるところがあれば、地方の田舎でも身近になるのかも。

そういえば、ソーラーカーで世界一になった東海大学の木村教授が、タイミングが合えば出前授業みたいなものをやってくれるようなことをいっていた。
交通費や宿泊費を考えると、カンタンには頼めないが、あのソーラーカーを小中学生がまじかにみたら感動するし、高度なモノづくりに思いを馳せるんじゃないかと。
あながち「超青田買い」っていうのは、企業だけじゃない…日本の担い手を育むキーワードになっているのかもしれない。

2013年5月8日水曜日

きょうの本①

ご縁があって、著者のおひとりから紹介された英語本「よい人間関係を築くためのカンタン英会話レシピ45」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4777364887?ie=UTF8&at=&force-full-site=1&lc=plm&ref_=aw_bottom_links

英会話というと、慣用句を覚えたり、シチュエーションごとに覚えたりだが、初対面だったり親密でない関係のときには、やはりタブーもあり、通り一遍の言い回しはマズイ場合があるそうだ。
様々な英語のプロが、とてもわかりやすく解説されている。
中学生あたりからオススメ。

海外のPTA活動

小学校のPTAの監事をさせていただくことになった。
出番は会計監査のときだけだそうで、申し訳ない。

で、どんなことをしているのか他の様子をながめているうちに、
日本と海外の違い(NHK世界まるごと質問箱)が面白かったのでチェック。

アメリカのPTA活動(アメリが留学と帰国後日記)
こちらのブログで紹介されている日本との違いが、

  • 父親の参加率が高い
  • ミーティングは平日であるものの、イベントは平日の夜とか土曜日
  • 昼間のミーティングに出られなくても、お金やモノなどで堂々と貢献できる

たとえば、夜や週末に行われるイベント…

  • ブックフェア―(本を買うと、収益の一部がPTAへ)
  • サイエンスフェア―(理科の自由研究発表)
  • インターナショナルナイト(国際交流)
  • タレントショー(特技などを披露する)
  • 本の読み聞かせを聞きに行く
  • アイスクリームフェア(アイスクリームを買うと、収益がPTAへ)

などに参加して、お金を使えばその収益はPTAに…という具合。

日本の場合、平日の夜は塾や習い事が詰まっていているようだし、
週末くらいは家族でゆっくりって感じで、PTAのイベントは極力やりたくないって感じもあるか。
そう考えると、新発田市立二葉小学校の「おやじの会」はアメリカチックかもしれない。

PTA活動は寄付金集め!日本とは違うアメリカの学校事情(CREA WEB)
アメリカは寄付金文化で、州の教育予算が少ないために保護者からあの手この手で寄付金を募るのだそう。集まった寄付金によって、ダンスの授業があったり、演劇の授業があったりと、学校ごとにカリキュラムまで変わるので、教育熱心なエリアほど、寄付金も集まりやすくなるんだとか。
子どもたちの遊具となる巨大なブロック「イマジネーションプレイグランド」なんてのも。

シアトル日本語補習学校PTAというシアトルの日本人コミュニティのPTAの活動もおもしろい。
古本市をやって学校にデジタル教科書を寄付してるんだそうだ。

フランス版PTA(私からの贈りもの)
こちらのブログ、フランスのPTAでは立候補が主流で、自己主張がスゴイそうだ。
派閥もできるってことで、ギョエ。
立候補するのは欧米系が多くて、アジア系が少ないって分かる気がするw

フランスのPTA(ima)
フランスではPTAの役員をすることが「誇り」なんだそうだ。
だから、自薦が多いんだろー。

会長ともなると、凄まじいリーダーシップと高い能力があるのだそうだ。

ニュージーランドの場合(リヴァイアさん、日々のわざ)
クライストチャーチのあたりでは、教師と保護者の相互学習という意味合いが強いそうだ。
この方によると、アメリカなどの寄付金集めのPTAは単なる保護者組織だと。

PTA(Wikipedia)
日本でも一風変わった試みをしている学校があるようだ。
世田谷区のように、PTAを家庭教育への支援と位置づけ教育委員会が委託金を各PTAへ渡して最低でも年4回の研修会を開催させたり、区のPTA連合体で研修を設ける自治体もある。
なお、杉並区立和田中学校藤原和博、代田昭久)のように、公立学校でもPTA自体を廃止し、地域のボランティアの住民でつくる「地域本部」に統合しようとする動きもある。
その一方で、PTAを本来のボランティア・生涯学習団体(社会教育関係団体)として捉え直し、サークル活動や、固定した定員を設けず参加希望者だけで活動する委員会(委員会とは呼ばず、広報ボランティア、家庭教育ボランティアなどと称する)での活動を、中心に据えるようになった単位PTAも存在する。

なるほどね。
うちの「おやじの会」が当時の校長先生の提案でできたように、偉い人や先生方の理解があって、ノリのいい保護者が大勢いれば、形はどうあれ有意義なものになるんだろう。

2013年5月5日日曜日

国際バカロレア資格

フジテレビの報道番組「新報道2001」のネタでマレーシアイスカンダル計画っていうのがあった。


2020年にイスラム圏初の先進国入りを目指すマレーシアは、クアラルンプールに次ぐ第2の都市であるジョホールバルで、シンガポールとの一体化を目指した大規模都市開発「イスカンダル計画」が進行させている。まるでバブル前夜の様相を呈しているそうだ。
マレーシア自体、日本の企業も注目していてヤマト運輸ワタミの例が紹介されていた。

そのジョホールバルは教育特区に指定され、イギリスの名門ボーディングスクールマルボロカレッジ」も誘致して、教育のハブも作られている。
ここを修了すると、国際バカロレア資格という海外の大学の受験資格を取得できるそうだ。

魅力ある学校をつくれば、人が集まり、次第に「街」ができるっていうことらしい。

日本からも、夫を日本に残して小学校前から母子留学している様子が紹介されていた。
教育のために移住する人も。
費用はマルボロカレッジで年間190万円程度、プラス生活費。
うまくいけば子どもを育てながら、住んでいる土地やコンドミニアムなどがどんどん値上がりしていくビジョンだろうか。
お金と情報がある人は、どんどん日本を出て行くんだなぁ~としみじみ。
これを格差っていうんだろうか…。


ま、日本でも今後200校を目標に対応する学校をつくるそうだけど。
そういえば「国際バカロレア資格:都立国際高が認定取得へ 公立で全国初」(毎日jpというニュースもあったな。


日本の小さな地方都市でもいち早く小学校から国際バカロレアのプログラムを取り入れれば、子育て世代が殺到するかもしれない。
現場の方々やお役所は「めんどくさいこと」「わからないこと」「リスクがあること」は敬遠されるから動かないんだろうし、上を見ればキリがないし、ともすると井の中の蛙のほうが実は得ってこともあるかもしれない。
でも、流れは国際教育(文部科学省)。
スピード感をもって取り組めたところが有利なんだろうなぁ。

ちなみに諸外国の学校情報(外務省)をみると、いろんな誘い文句がならんでるが、国際バカロレア資格がウリになっているところが結構ある。

なんにせよ、がんばって少しでも貯金しとかないと…。

2013年5月2日木曜日

行き詰まる欧州の教育制度って

欧州というと、教育制度は先進的なイメージがあった。
義理の妹が嫁いだ北欧のスウェーデンは、いま大変なことになっているようだ。

スウェーデンの場合、それまで国有化されていた学校を地方や民間に移行し、その公立学校を運営する地方自治体や私立学校に大きな裁量権を与えた「教育の地方分権化」と、生徒が自由に学校を選択できる「フリースクール改革」で、学校の運営能力=財政力の高いところと低いところで格差が生まれ、トータルで学力の低下が顕著になったということらしい。


崩壊するスウェーデンの学校制度(上)
崩壊するスウェーデンの学校制度(下)
(ジャパンビジネスプレス)
 『前者の地方分権化が、この数週間大きく批判されている。教職員や議員、作家などが連名で「国はスウェーデンの学校の責任を取らなければならない」とし、「教育の地方分権化に反対し再国有化を求める請願書」を提出した。
 この主張を要約すると、以下のようになる。「スウェーデンの学校は、欧州で最も短期間で地方分権化したが、今日、これは失敗であったことが明確になっている。改革の結果、スウェーデンの生徒の学力は過去10年間で着実に低下し、その一方、学校間の格差が広がっている」 さらに同請願書は、学校間の格差が拡大している理由は地域における各自治体の運営能力の差によるものだとしている。特に財政上の格差により教育の質に差が生じ、不平等をもたらしているとし、「全国に同等の学校を保証するのは国家の責任だ」と訴えている。 教職員が国の管理を望む背景には、学校の運営が安定し、より高く安定した給与が保障されるだろうという腹づもりもあるはずだ。』
『教育が危機に瀕しているのは、スウェーデンだけではない。デンマークでは自治体の雇用者連合と教員組合間の契約交渉が決裂した後、4月2日から教師7万人が職場から締め出されるロックアウト状態が続いている。すでにほぼ4週間にわたって、教師は無給、約90万人の子供たちが教育を受けられない状態のままだ。23日の報道では、200万回の授業がキャンセルされたという。
 交渉決裂の内実は、最大週25授業時間という現行の規定を取り払い、個々の学校長が授業時間と授業の準備時間、および総労働時間を任意に決定できるようにしようとする自治体側と、それを拒否する教師側の攻防だ
 さらに具体的に書くと、自治体側は給与は引き上げないまま授業時間およびその他の業務を増加させ、労働時間をフレキシブルに延長しようとしており、この要求を教員らにのませるために何週間にもわたって職場から締め出しているということだ。

 11日にはコペンハーゲンの議会の前に5万人の教職員と市民が集まり、継続するロックアウト状態に抗議の意を表明している。』

ちなみに、同様のシステムをイギリスが今年から導入することを決めているという。
さて、どうなるか。
日本も続くんだろうか…

これに、移民の問題が絡んで混乱しているようだ。移民大国スウェーデンの「移民狩り」

それでもスウェーデンは世界で最も格差が少ない国なんだそうだ。むこうにいる甥っ子が学齢になったとき、どんな教育環境になっているのか、どんな社会になっているのか…ちょっと心配だ。
日本にも課題はたくさんあって、道州制だ地方分権だと議論しているが、臨機応変に他人のフリ見て我がフリなおすってのもアリではないか。
日本の教育政策(文部科学広報参照)を現場の先生方はどう捉えているのか…
そのへんのところを有識者や偉い人に教えてもらいたい。
たぶん、知らないうちに決まっていくんだろうけど。

2013年5月1日水曜日

ママカーストって…

週刊誌でチラっとみて気になったキーワードが「ママカースト」。
で、ネットを見たら…

”ママカースト”という歪んだママ友関係(NAVERまとめ)

地方に住んでいると、それほどでもないような感もあるが…
ネットのネタなんで、だいぶ誇張が入ってる気配もある。

いずれにせよ古今東西、ママに限らず
他人と比べて安心したいってこと、あるんだろうなー。
ま、人間社会の縮図ってところだろうか。
ジャイアンがいてスネ夫がいて、しずかちゃんがいて
のび太がいてって、そりゃドラえもんかw

もしかしたら、日本はまだいいほうなのかもしれない。

子どものイジメ問題ってのも、もしかすると大人のマネしてるだけなのかも。

哲学であれ宗教であれ、そういったことへの戒めが盛り込まれている。

最近読んだ「実語教」もそう。
平安時代終わり頃から子どもたちの素読教材となり、寺子屋の教科書だった本。
孔子の思想が多く盛り込まれ、日本人千年の教科書といわれている。


山高故不貴 以有樹為貴 山高きが故に貴からず。木有るを以て貴しとす。
人肥故不貴 以有智為貴 人肥えたるが故に貴からず。智有るを以て貴しとす。
富是一生財 身滅即共滅 富は是一生の財。身滅すれば即ち共に滅す。
智是万代財 命終即随行 智は是万代の財。命終われば即ち随って行く。
玉不磨無光 無光為石瓦 玉磨かざれば光無し。光無きを石瓦とす。
人不学無智 無智為愚人 人学ばざれば智無し。智無きを愚人とす。
倉内財有朽 身内財無朽 倉の内の財は朽つること有り。身の内の財は朽ちること無し。
雖積千両金 不如一日学 千両の金を積むと雖も。一日の学に如かず。
兄弟常不合 慈悲為兄弟 兄弟常に会わず。慈悲を兄弟とす。
財物永不存 才智為財物 財物永く存せず。才智を財物とす。
四大日々衰 心神夜々暗 四大日々衰え、心神夜々に暗し。
幼時不勤学 老後雖恨悔 幼きときに勤め学ばざれば、老いて後恨み悔ゆと雖も、
尚無有取益 故讀書勿倦 なお取益有るを無し。かかるが故に書を読んで倦むをなかれ。
学文勿怠時 除眠通夜涌 学文怠る時なかれ。眠りを除きて通夜に涌せよ。
忍飢終日習 雖會師不学 飢えを忍びて終日習え。師に會すと雖も学せざれば
徒如向市人 雖習讀不復 徒に市人に向かうが如し。習い読むと雖も復せざれば
只如計隣財 君子愛智者 只隣の財を数えるが如し。君子は智者を愛す。
小人愛福人 雖入富貴家 小人は福人を愛す。富貴の家に入ると雖も、
為無財人者 猶如霜下花 財無き人の為は、なお霜の下の花の如し。
雖出貧賤門 為有智人者 貧賤の門を出ずると雖も、智有る人の為には、
宛如泥中蓮 父母如天地 あたかも泥中の蓮の如し。父母は天地の如し。 
師君如日月 親族譬如葦 師君は日月の如し。親族譬ば葦の如し。
夫妻猶如瓦 父母孝朝夕 夫妻は猶瓦の如く。父母には朝夕に孝せよ。
師君仕昼夜 交友勿諍事 師君には昼夜に仕えよ。友に交わって諍う事なかれ。
己兄尽禮敬 己弟致愛戯 己より兄には礼敬を尽くせ。己より弟には愛戯を致せ。
人而無智者 不異称木石 人として智無きは、木石に異ならず。
人而無孝者 不異称畜生 人として孝無きは、畜生に異ならず。
不交三学友 何遊七学林 三学の友に交わらずんば、何ぞ七学の林に遊ばん。
不乗四等船 誰渡八苦海 四等の船に乗らずんば、誰か八苦の海を渡さん。
八正道雖廣 十悪人不往 八正の道は廣しと雖も、十悪の人は往かず。
無為都雖楽 報逸輩不遊 無為の都に楽しむと雖も、報逸の輩は遊ばず。 
敬老如父母 愛幼如子弟 老いたるを敬うは父母の如し、幼きを愛するは子弟の如し。
我敬他人者 他人亦敬我 我他人を敬へば、他人亦我を敬う。
己敬人親者 人亦敬己親 己人の親を敬えば、人亦己が親を敬う。
欲達己身者 先令達他人 己が身をば達っせんと欲せば、先ず他人の身を達っせしめよ。
見他人之愁 即自共可患 他人の愁いを見ては、即ち自ら共に患うべし。
聞他人之嘉 即自共可悦 他人のよろこびを聞いては、即ち自ら共に悦ぶべし。
見善者速行 見悪者忽避 善を見ては速やかに行け、悪を見ては忽ち避れ。
好悪者招禍 譬如響応音 悪を好む者は禍を招く。譬ば響きの音に応ずるが如し。
修善者蒙福 宛如随身影 善を修する者は福を蒙る。あたかも身に影の随うが如し。
雖富勿忘貧 或始富終貧 富むと雖も貧しきを忘るることなかれ。或いは始めに富み終わりに貧しいとも。
雖貴勿忘賎 或先貴後賎 貴しと雖も賎しきを忘るることなかれ。或いは先に貴く終わりに賎しくとも。
夫難習易忘 音聲之浮才 それ習い難く忘れ易しは、音声の浮才。
又易学難忘 書筆之博藝 また学び易く忘れ難しは、書筆の博藝。
但有食有法 又有身有命 但し食有れば法有り、また身あれば命有り。
猶不忘農業 必莫廢学文 なお農業を忘れざれば、必ず学文廃することなかれ。
故末代学者 先可按此書 故に末代の学者、先ず此の書を按ずべし。
是学文之始 身終勿忘失 是学文の始まり、身終つるまで忘失することなかれ。


これ、ちょっと噛み締めてみたいものだ。
孔子の時代も、いまとあんまり変わらない現象が起きていたのかもしれない。
人間の性なのか、どうなのか。

2013年4月30日火曜日

教育クラウド

セキュリティやコストパフォーマンス、管理運用など様々な面から、教育情報のクラウド化が注目されているという。

特に東日本大震災後の学校情報の遺失や教職員の負担増の対策として、クラウドを前提とした校務支援システムを検討する自治体・教育委員会が増えている。

「教員の残業時間が以前に比べてどんどん延びているという実態がある。文科省の調べによると、この40年間(1966年~2006年)で教員の残業時間は、約8時間/月からなんと約34時間/月にまで延びているという。事務処理や生徒指導、補習・部活動など、授業以外で費やす時間が長くなっているのだ。」(ASCII.jp)

やることが増えて、やる人が少なくなっている中で、10年前くらいから教育分野のICT整備がすすめられているものの、セキュリティの関係で自宅に持ち帰って仕事するわけにいかないのでタイヘン。
でも、地方はお金がないから、クラウド化にともなうインフラ整備などになかなか手が出せないみたいだ。
こういうことこそ、国の予算でカバーしたらいいのに…と思うのは自分だけ?

2013年4月29日月曜日

2013全国学力テスト

平成25年4月24日、小学6年と中学3年を対象に文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が行われた。


文部科学省が24日公表した小学6年生の問題と正答、質問紙、解説資料(2013/4/25日経)
学テ、4年ぶり全員参加 小6・中3、全国228万人(2013/4/24日経) 
一時、民主党政権が抽出方式を採用したため4年ぶりの全員参加方式で、
「全国の国公私立計3万962校の約228万7千人が一斉にテストを受けた。国語と算数・数学の2教科で、基礎知識や応用力の定着度をみる。児童生徒一人ひとりの学力水準を把握して指導を改善したり、教育委員会が教育施策の効果の検証に役立てたりする。文科省は今夏に都道府県別の平均正答率などを公表する。4月末以降に全国の小中約850校を抽出し、保護者に対するアンケートも新たに行い、家庭での子供への接し方や経済状況などと学力テストの成績との関係を調べる。  5~6月には小中約450校を抽出して児童生徒に非公開の問題を受けさせる追加調査も初めて実施する。数年に一度、同じ問題を同学年に受けさせることで学力の変化を調べる。」
ということで、夏に都道府県別の平均正答率を公表するらしい。






小学生の問題をみてみたが、けっこう難しい問題をやってるんだなーと感心したw

2013年4月27日土曜日

新潟県新発田市の児童・生徒数

少子化ってひとことでいっても、数字が分からないと…と思って調べてみると、意外にパブリックで公開されているデータ量は少ない。
http://www.city.shibata.niigata.jp/download.rbz?cmd=50&cd=2716&tg=3

不動産関係のサイトで、まとまったものがあったのでメモ。
新潟県新発田市
http://www.seikatsu-guide.com/citysearch/?ccd=15206&type=5
どうも平成23年度の数字のようだ。

だいぶ少子化だ(汗

2013年4月25日木曜日

寺子屋の教科書「実語教」

声に出して読みたい日本語」で有名な齋藤孝教授の新刊がでた。

子どもと声に出して読みたい実語教』(致知出版社)

実語教…最初は宗教関係のことかと思ったら、平安時代の終わりにできたといわれ、弘法大師(空海)が作ったと噂される子どもたちの素読教本だったそうで、鎌倉時代に世の中に広まり、江戸時代には寺子屋の教科書になったものだそうだ。さらに、福沢諭吉の「学問のすすめ」や教育勅語のベースになった、だいたい千年は日本人に使われた超ロングセラー。

特に孔子の教えが数多く入っていて、日本人のキャラクターづくりに貢献したものらしい。
知らなかった…。

ちょっと子どもと読んでみたい。

2013年4月21日日曜日

インドの小学1年生は…

英語が不得手なので、簡単なことがわからないw

インドの小学1年生は20段の九九をおぼえるというサイトを見て、

ふと世界中で「読み・書き・ソロバン」やってんだなぁ~と。

と、足し算や引き算、掛け算に割り算って、英語でなんというのか

わかからなかったので調べてみた。

足し算 addition (足す add または plus)

引き算 subtraction (引く subtract または minus)
掛け算 multiplication (掛ける multiply)
割り算 division (引く divide)

たとえば、

2+5=7 は
2 added to 5 makes 7. または 2 plus 5 is 7.

7-4=3 は

subtracted from 4 leaves 3. または 7 minus 4 is 3.

9×2=18 は

9 multiplied by 2 is 18.


12÷6=2 は
12 divided by 6 is 2.

そんなわけで、20段の掛け算の表を作ってみた。
インドの教科書では、格段ごとに1ページで分かりやすくなっている。

大人になってからこれを暗唱するとなると、骨が折れる…と思われるw

長男坊にやらせてみるか…なにかで釣らないとダメかwww

2012年11月21日水曜日

南相馬市の教育長さんと面談

新潟県新発田市で3年連続行った「中村文昭氏講演会」で
チケット売上のうち経費を差し引いた30万円と義援金箱の1万円を
南相馬市の教育長さんにお渡ししてきた。






講演会の実行委員に新発田市立外ヶ輪小学校PTAのOBがいて、
校長先生から南相馬からきている小学生と、
新発田市立本丸中学校に入学した中学生の近況をあわせてお持ちした。

たいへん喜んでいただいた。



南相馬市役所に設置されているもの。
山でイノシシなどの動物やキノコ・ミョウガといったものをとってきて
食べて内部被曝された住民がいらっしゃったとのこと。
田んぼもまだ作付できないそうだ、


教育委員会の事務局長さんに教えていただいた「丸一食堂」
ここは地元に愛される、美味しい醤油ラーメンがあるそうだが、
たまたま臨時休業で残念。


 帰りに津波被害にあった新地町の沿岸部に連れて行っていただいた。
 幹線道路から沿岸部への入り口は公共施設やお店も建てられ整備が進んでいた。

 海の方へいくと…
 ちょうど1年前は船や瓦礫が放置されていたが、大きなものは撤去されていた。



 案内版












 1年前にはなかった、メッセージが書いてある日の丸。




 日の丸の下に、慰霊碑。

2012年6月22日金曜日

新潟の教育の昔

「季刊 情報文化」というサイトをみつけて、「地域と教育 -新潟、自学の系譜-」という記事を拝読した。

理論より実際を重視した越後「自学」の風土は、大倉喜八郎や大橋佐平など実業家輩出の背景ともなっている。「江戸の教育が明治に入って花開いた。明治20年ころまで新潟からの東京帝国大学入学者は全国で5本の指に入っていたんです」と、稲川明雄・前長岡市立図書館館長は語る。

新潟独自の、お上に頼らないムラ主体の「自学」という風土は興味深い。

「地域に密着した総合的学習の実践を積み重ねる一方、地域と一体となって、教育内容のバランスについて評価することが大切だ」と、学校運営にまで地域を巻き込む必要性を訴える。「愛国心」「愛郷心」などとことさらいわなくとも、地域に愛され、地域に鍛えられた子どもたちは、自然と地域に愛情を抱き、やがては次世代を育てる人材となるべく自覚をもって成長していくにちがいない。コミュニティー自体の崩壊がいわれるいま、それを実現することはたやすいことではないだろう。

地域と学校の有効な関わり方のヒントが、この辺にあるかもしれない。