2012年1月22日日曜日

【橋本武】東大、京大合格者を出す教育は「国語」から


【橋本武】東大、京大合格者を出す教育は「国語」から(zakzakより)

無名の滑り止め校「灘高校」を東大合格日本一に押し上げたという伝説的先生。だいぶ話題になっていた。
本を何冊か出していて、「灘校・伝説の国語授業」というのを読んでみた。中高一貫校ということもあるが、文部省の教科書は一切使わず岩波文庫「銀の匙」を中学3年間をかけて読み解くことで、「遊ぶ」ように「学ぶ」姿勢…自ら参加する姿勢を子どもたちに伝えたかったとある。21歳のときに赴任して、中高一貫の裁量をすべて託されたというのは、校長先生も偉かったということか…。

1.語彙が増える
2.自分で考える力がつく
3.文章力が向上する
4.記憶力がアップする
5.調べる力がつく
6.言葉に敏感になる
7.読み解く力が強くなる
8.好奇心が刺激され、学ぶことが楽しくなる

という効果があったそうだ。
この力が他の教科にも活かされたということだ。

この「銀の匙」をベースに寄り道もいろいろして、本当の学力を教えていったそうだ。
先生の引き出しも並大抵なものではなかったろう。まさにプロだ。
けっこう叩いたりもしたようだが…

酒造メーカー3社が出資してできたという「灘高校」の逸話だが、
話半分としても参考になる。

公立の中学では無理っぽいがw


ここで、記事から
”エチ先生(当時のエチオピア皇太子に似ていたので)は34年に東京高等師範学校を卒業し、同年、旧制灘中学校の国語の教師となった。初代校長の眞田範衛氏に「公立中学にはできない面白いことが、ここなら自由にできます」と言われ、やる気になった。教師になったことで、エチ先生も学んだことがある。

 「相手の気持ちになって行動することの習慣がつきましたね。教育とは、生徒たちとのコミュニケーションと信頼関係がとても大切なんです」

 だからこそ、今の教育に対しては、疑問に思うことも多々あるようだ。

 「今の先生たちは『残業代よこせ』などと、労働者意識が強くなってきていますね。教師とは人間を育てる“聖なる仕事”だという気持ちがなくなってきています」

「子供をかまいすぎないほうがいいですね。子供には子供の自由があるので、したいことをやらせたほうがいい。成績が悪くても、卒業後に伸びる子もいるので、長い目で見たほうがいいです」”



という言葉がグッときた。
が…うちの子、ゲームに夢中(汗)

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