いまの自然科学の元になったともいわれている、金をつくりだそうという試み。
まー昔の人も気合が入っていたな~と、半ば冷めた目でみていたところ…
「黄金のかたまりを作り出す細菌が実際に発見されたという報告が、Nature Chemical Biologyに掲載された」というブログ「金塊をつくる細菌」(有機化学美術館・分館)をみつけて仰天。
この細菌は、別の物質から金を合成するわけではなく、周囲の金イオンを捕まえて金の微粒子に変えるんだそうだ。
とりあえず、欲しいw
自然金 (Wikipediaより) |
こういう、生物が無機鉱物を作り出す作用のことを「バイオミネラリゼーション」というそうだ。
6億年以上前から確認できるんだそうで、真珠(東大大学院生物有機化学研究室より)なんかもこの原理らしい。
この分野は、まだまだ分かっていないことが多く、逆に言えば研究しがいがあるところ。
いつの日か、みるみる黄金ができあがっていく様子をお茶の間でみれる日がくるかもだ。
そういえば、日本にある金の総量は約6,800トン(2008年1月時点)で、全世界の金の現有埋蔵量の約16 %にも及ぶそうだ。(金:Wikipedia)
家電製品や携帯電話なんかに入っているものや、工場で使われるものなど再利用可能なものを「地上資源」というそうだが、それを含めると日本は世界有数の資源大国なのだとか。
ところがどっこい、廃棄物になったりしているものも多いそうで、もったいないを通り越してァチョーという感じだ。
それらしい廃棄物の山に「黄金をつくる細菌」振りまいたら、ポーンと金塊ができるなんてことができる時代がやってくればいいなぁ~。
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