集まったのは10人くらい。
教育長さんの「学校統合をもって耐震対策とせず、子どもたちの安全対策を優先する」という方針転換の説明に、いちばん頑張ってきたPTA会長さんは思わず涙。
教育委員会の方々も参加者もグッとくるものがあった。
ふつう市町村の方針が、このような形で転換されることは稀だと思う。
PTAや地域の方々の賢明な訴えと教育長の真摯な姿勢、東日本大震災の惨状や統合先の外ケ輪小学校の一時的児童数増による教室増築(6~10教室)の予算が想定より多くなることなどが重なった結果のようだ。まずは一安心というところ。
ただ、5月中に耐震改修または仮設校舎建設をどういう形で行っていくか、タイミングや期間はどうするかなどのアウトラインを作って説明会を開くとのことで、動きは必ずしもは早くない。
今後の展開に欠かせないのがスピード感とPTA・地域住民の意思を反映させる話し合いの場ではないか。校舎の耐震・老朽化対策を話し合う協議会(二葉学区)と統合計画を検討する協議会(二葉学区+外ケ輪学区)を立ち上げる必要性があるだろう。
地域住民の方々は中井小学校と島塚小学校が統合され二葉小学校ができる時、市の強引な手法に強い不信感と不公平感を抱いているようだ。仮設校舎についても、あくまで改築を前提とするものでなければならないという意向があるとのこと。
さてと、国が想定していた主な地震の規模と発生確率がでている。
2010年1月1日を基準日とした30年以内に震度6弱以上の地震発生確率の程度を示したものだ。
特筆すべきは、東日本大震災該当地域については盛岡0.7%、仙台4.0%、福島0.9%など低い想定であり、新潟市は7.2%とこの地域より高い。今回の大震災の影響は考慮されていないから、一刻も早い対応が必要。
ま、日本国中どこにいても大きな地震の危険があるということだ。
とにかく、スピード感を持って子どもたちの安全性を担保していきたい。
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